【告白】1億円の借金を背負った私が、ドル円を捨ててゴールドFXに辿り着いた全記録

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「なぜ、FXで勝てないんだろう…」

もしあなたが今、暗闇の中で答えを探し続けているのなら、少しだけ私の話を聞いてください。これは、私が1億円の個人負債を背負い、絶望の淵から這い上がる過程で掴んだ、トレードの真実についての物語です。

なぜ私が数ある金融商品の中から「ゴールド」専門のトレーダーになったのか。その理由は、私の壮絶な失敗と、2年間の苦闘の末に辿り着いた“ある発見”にありました。

始まりは絶望の淵。信頼、成功、そして1億円の負債

数年前まで、私は小さな会社を経営していました。順風満帆とは言えないまでも、確かな手応えを感じていた矢先のことです。信頼していた人間に裏切られ、気づけば私の手元には会社の負債、そして1億円もの個人負債だけが残りました。

自己破産という選択肢も頭をよぎりました。しかし、私には友人や知人からもかなりの借入がありました。彼らの顔を思い浮かべた時、「絶対に迷惑はかけられない」と、その選択肢は初めから消えていました。

そして、こう考えたのです。

「1億円の借金を返せるスキルを身につければ、返済後は人生イージーモードになるじゃないか」と。

この無謀とも思える考えが、私をFXの世界、そして短期間で大きなリターンを狙わざるを得ない状況へと駆り立てました。むしろ、これはチャンスだとさえ本気で思っていました。

迷走の2年間。「コツコツドカン」に喰われた日々

最初に門を叩いたのは、ドル円やポンド円といった、いわゆる「王道」の通貨ペアでした。XMの口座を開設し、MT5で過去検証に明け暮れる日々。寝る間も惜しんで相場を研究し、自分なりの戦略を練り上げました。

しかし、現実は非情でした。最初の2年間、利益は全く出ません。いや、正確に言えば、たまに儲かっては「ドカン」と大きな損失を出し、利益どころか元本を吹き飛ばす「コツコツドカン」の典型的な負けパターンに、心も資金も削られていきました。

それでも、諦めることだけはできませんでした。来る日も来る日も、相場分析、戦略修正、トレードの振り返りを地獄のように繰り返す中で、私は“ある重大な真実”に気づいたのです。

常に優位性のある戦略(聖杯)というものは、そもそも存在しない。

理由は至ってシンプル。相場環境そのものが、常に変化し続けるからです。上昇トレンドで機能した手法が、下降トレンドやレンジ相場で通用するはずがない。インジケーターやプライスアクションでガチガチに固めたマニュアル通りの取引では、現実的に勝ち続けることは不可能だったのです。

転機となった「相場環境認識」という光

上昇トレンドでは勝率も高く資金が増やせていたとしても、下落トレンドやレンジ相場では連敗して資金を一気に失う――。この悪循環を断ち切るには、変化する相場に自分を合わせるしかありませんでした。

もちろん、「上昇相場のみで勝負する」という選択肢もあります。しかし、それではチャンスが著しく限られてしまう。

考え抜いた結果、私は一つの結論に達しました。

トレードで最も重要なのは、聖杯探しではなく「今の相場がどんな環境にあるか」を正確に認識するスキルだ、と。そして、その認識に基づき、戦略の7割はルールで、残りの3割は経験に基づく裁量で執行する。このスタイルに切り替えてから、嘘のように資金が増え始めたのです。

規律こそが命綱

ただし、裁量といっても気まぐれなトレードとは全く違います。何よりも重要なのは「規律」です。あらかじめ決めたルールを破った取引で、仮に勝ててしまったとしたら、それは勝利ではなく“破滅への第一歩”。なぜなら、一度味を占めると人間は簡単にルールを破るようになり、その先に待っているのは、いつか来た道である「ドカン」という名の資金全損だからです。

なぜ、私が最終的に「ゴールド」を選んだのか

この「相場環境認識」と「規律ある裁量」を武器にすると決めた時、主戦場をどこにするかという問題に直面しました。そして私が選んだのが、ゴールド(XAU/USD)でした。

理由は、ドル円などの通貨ペアよりも、圧倒的にテクニカル分析が機能しやすいと考えたからです。

  1. 影響要因が比較的シンプル
    通貨ペアは、その名の通り2国間の力関係で価格が決まります。各国の金融政策、経済指標、要人発言、政治情勢…考慮すべき要素が多すぎ、一度出たトレンドが一瞬で破壊されることも日常茶飯事です。それに比べてゴールドは、主に「米国の金融政策」と「地政学リスク」が大きな変動要因。分析対象を絞りやすいのです。

  2. トレンドが継続しやすい
    ゴールドは「世界共通通貨」と呼ばれるに相応しい流動性と取引量を誇ります。それゆえ、一度発生したトレンドが明確に、そして長く継続しやすいという大きな特徴があります。これは、テクニカル分析を軸に大きな流れを捉えたい私にとって、最高の環境でした。

複雑怪奇な通貨ペアの値動きに翻弄された私にとって、ゴールドはまるで「性格のハッキリした、一人の人間」のように見えました。このゴールドという“人間”と徹底的に向き合い、そのクセを読み解くこと。それこそが、1億円の借金を返済するための最短ルートだと確信したのです。

そして現在。資金5万円からの再挑戦

過去2年間の大きな失敗から、私は一つの重要な教訓を得ました。それは、「焦って大金を投じても、失うだけだ」ということです。1億円という途方もない借金を前にすると、どうしても一攫千金を狙いたくなります。しかし、それで失敗し続けたのが、この私です。

だからこそ、私は一度原点に立ち返ることにしました。地獄のような日々の中で見つけ出した「相場環境認識」という光が、本物かどうかを確かめるために。そして、トレーダーとしての経験値を着実に積むために。

まずは、資金5万円からコツコツと始めることにしました。

この5万円という金額には、私の覚悟が詰まっています。もう二度と資金を溶かさないという決意。そして、この少額の資金を着実に増やしていく過程こそが、読者の皆さんにとって最もリアルで、価値のある情報になるはずだ、と信じています。

まとめ:地獄が教えてくれた、トレーダーとして生きる覚悟

信頼していた人間に裏切られ、1億円の借金を背負う。あの地獄のような経験がなければ、私は今でもドル円のノイズの中で聖杯を探し続け、相場の藻屑として消えていたかもしれません。

このブログでは、私が資金5万円からゴールドと向き合う中で培っていく全ての知識、戦略、そして数えきれない失敗談を、包み隠さず公開していきます。もし、かつての私のようにあなたが道に迷っているのであれば、この記録があなたの行く先を照らす、一つの光になることを願って。

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